オールト雲前線基地情報部

Beyond the Oort Croud

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姿勢制御の観点から見たガンダムUC ep7

      2016/01/02

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先日iTunesのレンタルにてガンダムUCのep7を見ました。

大変面白かったです。

というわけで姿勢制御の観点から、面白かった描写、演出、または技術的に想像できる解釈をあげていこうと思います。

以下ネタバレ注意です。

 

 

 

・バレルロールするユニコーン

バンシィの対応をクシャトリヤがすることになり、ネェルアーガマに戻ったユニコーン。その時プロペラントタンクを攻撃に使用しパージしました。その後機体はタンク残ったひとつで大きく円を描きながら最前線に向かいます。

これ、推力の大半を担ってると思われるプロペラントタンクのブースターが1基のみで大きく偏ってるっていうのを表現しているみたいです。全体の推進力が機体重心を貫いていないとどうしても機体は回転してしまいますからね。

 

シールドファンネルの飛び方

終始向きを定めずふわふわと飛んでいます。おそらく逆襲のシャアでチェーンのサイコレームが飛んでいる表現をイメージしたのだと思います。サイコフィールドの力場は特に方向が定まっておらず、どの方向にも力を出せるが故に、他のファンネルとは異質な飛び方になっているのだと思われます。

 

片足がないまま戦闘を続けるバンシィ

バンシィに限らず、この手のロボットものは損傷を受けながらも戦闘を続けるのがかっこいいものです。しかし前述のように重心の変化は姿勢制御に多大な影響を及ぼします。Rigidchipsなどで試すと分かりやすいのですが、片足程の質量が無くなるとまともにまっすぐ飛べません。それでも自在に飛び回るバンシィ。宇宙世紀の制御技術はなかなかヤバそうです。

 

ほとんど動かないネオ・ジオング

ep7の目玉のひとつであろうネオ・ジオング、残念ながら高機動戦闘は披露してくれず、火力ごり押しと格闘戦だけでした。何故こんなことになったのか、以下は全くの妄想ですが、こんなことがあったのではないかと思っています。

もともとネオ・ジオングはep6の段階でまだ組み立て段階でした。過去の機体を考えると、α・アジールは完成状態、ジオングも80%の完成でした。そしてサイコシャードという特殊装備。これらを考慮して当時のネオジオンのリソースを考えると、戦闘機動をするためのソフトウェアが全然出来上がっていなかったのではないでしょうか。そのため移動が精一杯で、多数のメガ粒子砲とIフィールドによるごり押しで戦闘を行うことになったのではないのかなと、思います。

 

以上です。このようにep7もなかなか興味深い演出が多々ありました。興味がある方は、ぜひ視聴することをお勧めします!

Posted from するぷろ for iOS.

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