TeCF002 VLSって、何？

2014/06/11 2016/01/02

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日向が時々言いますね、
「VLS？いや、そんな武装は知らんぞ」

このVLS、一体どんな物かと言うと、

引用元写真：Wikipedia　VLS　画像
URL：http://ja.wikipedia.org/wiki/VLS#mediaviewer/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:VLSFarrgut.jpg
より引用

こんな物です。

正式名称はVertical Lunching System、日本語では垂直発射装置と呼ばれます。

大陸間弾頭弾や、潜水艦搭載弾道弾にも使われるみたいですが、今回は水上艦艇搭載型の話。

このタイプは使用時に蓋がぱかっと開いて、ミサイルが飛んで行きます。
飛んでいくのは、巡行ミサイルだったり、対空ミサイルだったり。魚雷なんかも飛ばします。
弾道ミサイル迎撃ミサイルも飛ばすこともあるのですが、ここら辺はこんごう型の話ですね。

第二次大戦にはミサイル自体がほとんどなかったので、日向が知らないのも無理のない話です。
(でもロクマルは知ってるんだよなぁ)

で、実際のVLSですが、対空防御性能を高めるに従って採用されたシステムで、

弾薬庫から直接発射することで、装填の手間を省き、脅威に対する応答性を高める

という兵装になっています。

日向は恐らく、DDH-181:ひゅうがに掛けたネタとして、喋っているんだと思います。

引用元写真：Wikipedia　ひゅうが型護衛艦　画像
URL：http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%B2%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%8C%E5%9E%8B%E8%AD%B7%E8%A1%9B%E8%89%A6#mediaviewer/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:VLS.jpg
より引用

艦艇用VLSは主に二つの発射方式があります。

1.ホットロンチ:格納庫(正式には”キャニスター”)内でミサイルを点火、発射する方式。
　
メリット：構造が比較的簡単
デメリット：キャニスターが焼けるため、ミサイルの推力に制限がある
　
2.コールドロンチ:水蒸気やガスでミサイルを打ち上げた後、空中で点火する方式。
　
メリット：空中で点火するため、ミサイルの推進力を大きくできる
デメリット：システムがかさばる
　
　
動画を見ればわかるのですが結構かっこいいんですよね。