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Beyond the Oort Croud

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ブルーサーマル‐青凪大学体育会航空部‐ 感想他

      2016/01/02

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最近マイナーながら取り上げられることの多いグライダーですが、ついに漫画化しちゃいました。
作者が元航空部員らしく、リアリティも充分にあると期待していた作品で、実際なかなか面白かったです。

というわけで思ったことをつらつら書いてきますよ。

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倉持先輩のハイスペックは、意外とあるある

自称超天才で、わかりやすくハイスペック感が出ている倉持先輩ですが、意外といるんですよ。こんなスペックの先輩。

普通とハイスペックの境界を説明するのが割りと難しいのですが、まず前提として、
・部員は最初のほう複座で練習する
・後席は航空機操縦教育証明(通称:教証)という資格を持った正規の教官
・教官は基本的には社会人の方々
と言うのがあります。

社会人の方が普通で、学生の教官はめったにいない。それでもいるにはいる。

そういう感覚で見ると、超天才ではあるけど、漫画にありがちな現実離れしたキャラではない。と言う倉持先輩の絶妙なバランスがわかるんじゃないかと思います。

 

空を飛ぶ楽しみは、人それぞれ

先輩の操縦で初フライトな主人公:都留たまき。一面空に感動していますが、自分の場合はこうじゃなかったなあとしみじみ。
実は、とぶっちゃけちゃいますが、自分は離陸の時にかかる荷重が大っ嫌いでした。
飛んでしまえば楽なのですが、最初は本当に離陸がダメでしたね。
ただ回数を重ねると平気になるので、もし入部を検討してる方がいたら、そこらへんは心配しなくてもいいかと。

また、自分の場合「景色に感動」と言うよりは、空を飛んで上昇気流でどんどん高度を稼ぐのが好きだったので、空を飛ぶと言うものひとつとっても感じ方は人それぞれだなあと。
これから入部を検討してる人、まだ入ったばかりの人は、自分なりの空の楽しみ方、みたいなのが見つけられるといいですね。

 

その他とまとめ

他にも、前縁に大穴明けた機体を見て、これは機体係が卒倒するレベルだろうなと思ったり、主人公がやらされてた雑用とか、出発前準備とかが航空部あるある過ぎて面白かったりしましたが、航空部という特殊な環境を説明していくのに、まったく興味のない子を主人公にすえるのは、(えげつないやり方でしたが)なかなかうまいなあと。

大会優勝と言う明確な目的もありましたし、なかなか王道な感じで、次回も楽しみですね。

 

 

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