核融合反応って何?
2016/01/02
妄想で使える核融合炉
今回は基本の話、
核融合反応は、原子核同士が融合することでエネルギーが出る。
という話です。
まず基本事項ですが、原子はおおよそ以下のような構造になってます。
(本当は電子雲とか素粒子の特性とかあるのですが、まぁ、だいたいで)
核融合反応とは、上部の図での原子核が融合する反応です。
どうやって融合するのかは、次回説明します。
原子核が融合することによって、別の原子となり、少し質量が減ってエネルギーが出ます。
エネルギーはE=MC^2の式に従って、減った分の質量が膨大なエネルギーとしてでてきます。
核融合反応において、重い原子ができるに従って、結合して安定した分のエネルギーを放出していきます。
しかし、そのうち融合して重くなるのにエネルギーが必要となってくるため、それ以上は、核分裂したほうが多くのエネルギーが出てきます。
原子炉で使われるウランなんかは、分裂したほうが多くのエネルギーを出す原子です。
というわけで、今回は、核融合反応とは何?ということに関しての説明でした。
要点は
・原子核の融合である
・融合によって減った質量がエネルギーになる
です。
次回は融合反応のひとつ、熱核反応で必要なプラズマの定義を解説しようと思います。